同名の人気ホラーゲームシリーズを原作とした2023年のアメリカのホラー映画。
公開週末に北米で7800万ドル(約116億円)、全世界で1億3000万ドル(約194億円)の興行収入を記録。その後も順調に売り上げを伸ばし、全世界での興行収入は2億1710万ドル(約326億円)に達しています。
あらすじ
弟が謎の失踪を遂げ、事件の悲しい記憶から立ち直れずにいる青年マイク。妹アビーの親代わりとして生計を立てるため必死に仕事を探す彼は、廃墟となったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として働くことに。「モニターを監視するだけ」という簡単な仕事のはずだったが、妹を連れて深夜勤務に就いたマイクは、かつてそのレストランの人気者だった機械仕掛けのマスコットたちが眼を怪しく光らせながら自ら動き出す姿を目撃。マスコットたちはかわいらしい姿から一転して凶暴化し、マイクや廃墟の侵入者を襲い始める。
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作品概要
- 公開日: 2024年2月9日
- 制作国: アメリカ
- 上映時間: 110分
- 監督:エマ・タミ
- 原作:スコット・カーソン
- 配給: 東宝東和
- キャスト
マイク:ジョシュ・ハッチャーソン
ヴァネッサ:エリザベス・レイル
アビー:パイパー・ルビオ
ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 映画は怖い?
ホラーゲームとして人気で世界的にも興行収入が高いので期待していました。
実際には怖さが不足していて、ストーリーが複雑すぎると感じましたね。
もっとシンプルなホラーかと思いきや、しっかりストーリーがあります。
ブラムハウスの作品だから期待しすぎた部分があって、満足できなかったです。
もっと閉鎖的なホラーかと思いましたが、違いました。
ストーリーが邪魔
映画の物語にスピリチュアル要素を追加したのが合わないですね。
肝心のホラー要素が不足していて、恐怖感が欠けていました。
音で驚かせるわけでもなく、カメラワークを駆使するわけでもなく、タイミングも読める。
早々に人形が登場するので、その後展開を期待するのですが、盛り上がるわけでもない。
物語にスピリチュアル要素を追加するのは仕方ないにしても、ホラーとしての基盤がしっかりしていないと効果が薄いように感じました。
ホラー演出
得体のしれない人形が動き出して襲ってくるのは確かに怖いですが、一度見れば特に気になりません。
人形の動きは遅いし、残酷さもない。
肝心の監視カメラの映像で印象に残るのは1カットだけで、その後は特に記憶に残りません。
原作の良さが感じられませんでした。
唯一、人形の目から伝わる恐怖がありました。人形なのに目に感情があるように見える点は不気味でしたね。
かわいいんですけど、「チカ」の目つきが怖い
主要キャラクターの紹介
作中で人形たちの説明がなかったので簡単にゲームでの特徴も合わせて紹介します。
フレディ・ファズベア
- 特徴: フレディは、シルクハットと蝶ネクタイがトレードマークのクマ型アニマトロニクスです。彼はバンドのリーダーで、マイクを持って歌うことが多いです。
- 行動: 深夜になると自動徘徊モードに移行し、店内を動き回ります。彼の目が光るシーンは特に不気味です。
ボニー・ザ・バニー
- 特徴: ボニーはギターを奏でるウサギ型アニマトロニクスで、紫色の体が特徴です。彼はバンドのギタリストです。
- 行動: ボニーも深夜に動き出し、監視カメラに頻繁に映ります。彼の突然の登場は多くのプレイヤーを驚かせます。
チカ・ザ・チキン
- 特徴: チカは黄色いヒヨコ型アニマトロニクスで、よだれかけに「Let’s Eat!」と書かれています。彼女はバンドのバックボーカルです。
- 行動: チカはキッチンに向かうことが多く、音を立てながら動き回ります。彼女の不気味な笑顔が印象的です。
フォクシー・ザ・パイレーツ・フォックス
- 特徴: フォクシーは海賊をテーマにしたキツネ型アニマトロニクスで、片目にアイパッチをつけています。彼の体は部分的に骨格が剥き出しになっています。
- 行動: フォクシーは他のアニマトロニクスとは異なり、カーテンの裏に隠れていることが多いです。しかし、突然走り出してプレイヤーを襲うことがあります。
ゴールデン・フレディ
- 特徴: ゴールデン・フレディはフレディの金色バージョンで、非常にレアなキャラクターです。
通常のゲームプレイではほとんど登場しません。 - 行動: ゴールデン・フレディは突然現れ、画面をフリーズさせることがあります。
まとめ
「こわい」に全振りされてなくてホラー映画として観ると物足りない印象でした。
キャラクターの過去とか誘拐事件の謎だったりはっきりしない部分があって、もやもやもします。
廃墟という設定はよかったんですが、うまく使われることなかったです。
蛍光灯をチカチカさせたり、鍵を閉めたり、霊パワーがあるのにもったいない。
ゲームファンには楽しめる内容となっていると思います。
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