本作はスタントのスキルを活かして犯罪者を追う80年代の人気ドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」の劇場版。
監督デビューする前は、ブラッド・ピットのスタントダブルを務めるなどスタント業界で活躍していたデヴィッド・リーチ。
ラブコメディーとサスペンス、スタントアクションが見どころの映画です。
作品概要
- 公開日: 2024年8月16日
- 制作国: アメリカ
- 上映時間: 126分
- 監督:デヴィッド・リーチ
- 脚本: ドリュー・ピアース
- 配給: 東宝東和
- キャスト
コルト:ライアン・ゴズリング
ジョディ:エミリー・ブラント
あらすじ
ケガで引退していたスタントマンのコルトが、元カノの初監督作品作のために復帰するが、撮影中に主演俳優が行方不明。行方を追うコルトは映画撮影以上に危険な陰謀に巻き込まれる。
「フォールガイ」で使用された曲
映画で使用された挿入歌の紹介します。
どれも映画を盛り上げる曲となっていて、サントラが欲しいですね。
オープニング: オープニングでは、アクションシーンが使われていました。その中で「I Was Made for Lovin’ You」(邦題:『ラヴィン・ユー・ベイビー』)という曲が流れています。この曲はアメリカのハードロックバンド、KISS(キッス)によって1979年にリリースされました。
コルトが働くメキシコ料理店「カカトゥア」で流れる曲: このシーンで流れている曲は「Fiesta」で、アーティストはマリアッチ・ラ・エストレラです。
オープニングクレジット(コルトが飛行機に乗りシドニーへ向かうシーン): このシーンで流れている曲は「Thunderstruck」で、AC/DC(エーシー・ディーシー)が演奏しています。
コルトが乗る車内で流れる曲(曲を聴きコルトが涙を流すシーン): この感情的なシーンで流れているのは「All Too Well (10 Minute Version)」という曲で、テイラー・スウィフトが歌っています。
トム・ライダーのペントハウスで流れる曲: トム・ライダーのペントハウスで流れている曲は「All I Do Is Win」で、DJキャレド(DJ Khaled)が制作した曲です。
ジョディがカラオケで歌った曲:フィル・コリンズの「Against All Odds」、ちょっと笑えますが、かわいかったです。
フォールガイとは
直訳するとだまされやすて、利用しやすい人となりますが、元々はスタント用語の一つで、馬から落ちたり、バイクから落ちたり、階段を下りたりするときに、そのステップを踏む人のこととデヴィッド・リーチ監督は説明しています。
映画では「身代わり」とも例えられてました。
スタントマンとは
そもそもスタントマンはなにをする人たちなのか、映画やテレビドラマで危険なアクションを演じる専門家です。
俳優の代わりに高所からのジャンプや激しい格闘技、車両を使ったアクションなどをする人たちですね。
映画を観たら改めてアクション映画においてどれだけ重要なのかわかる内容となっていましたね。
顔は見えないようにしたり、俳優の顔に加工したりして、危険なアクションを代わりにこなすということです。
危険なスタントアクションを自分でこなしてるトム・クルーズ、改めてすごいと思います。
エミリー・ブラントに惚れた
イギリス生まれで、舞台デビューすると、2004年の映画「マイ・サマー・オブ・ラブ」で注目されて「悪魔を着た悪魔」でハリウッドに進出。「クワイエット・プレイス」や「オッペンハイマー」でも出演していて、本作では初監督するコルトの元カノ、ジョディで登場します。
キャラクターが見た目にドンピシャでした。
コルトが大けがして、なにも言わず離れてから一年以上に経ってるのにもかかわらず、ずっとコルトのこと思っていたり、再開したけど素直に言えなかったりとやってることは学生の恋愛ドラマでしたが、重すぎず笑えるラブコメディーが展開されてました。
カラオケでフィル・コリンズの「Against All Odds」を熱唱してたのもかわいかったですね。
キャラはかわいい性格なんですが、エミリー・ブラントだから観れるというか、40歳過ぎとは思えないかわいい雰囲気がありましたね。
惚れるときは惚れる、年齢は関係ないです。
ライアン・ゴズリングかっこいい?
カナダ生まれで、12歳から子役として活躍して、「きみに読む物語」「ハーフネルソン」で注目を集めた。初アクション「ドライヴ」でもスタントマンを演じていました。
ちなみバンド活動もしています。(デッド・マンズ・ボーンズ)
「バービー」しかり「ナイスガイズ!」しかりコミカルな印象があるのですが、「ブレードランナー」のようなシリアスなキャラだったり「グレイマン」のようなゴリゴリのアクションもこなすなんでも俳優です。
ジョディに久々に会って、仕事終わりの車でテイラースウィフトの曲聴いてコルトが泣いたのは笑えました。
正直イケメンではないと思う、日本人受けしない顔というか・・・だからこそかっこよく見える。
余裕の雰囲気がある俳優ですよね。演じることを演じてるというか、だからかっこよく見える。
それとスタイルがいいです。40過ぎとは思えない体の厚さでしたね。
本作では個人的に母性をくすぐる演技がうまいなと思いました。
まとめ
カップルや夫婦で観るのおススメです。
ラブコメディーとしては変なぎこちなさがなくて見やすいし笑えます。いい意味でたいしたラブロマンスでもないので。
この映画ベタだけど選曲もよかったです。
「I WAS MADE FOR LOVIN YOU」しかり曲がはまってました。
おっさんでもテイラースウィフトで泣きます。
高所落下、火炎、カーチェイス、キャノンロール、大ジャンプ、ボート、ヘリコプターと体張ったスタントが盛りだくさんです。いかにアクション映画においてスタントマンが大事かわかる映画でした。
スタントマンといえばだれだれと思い浮かぶ人がいなくて、もっとスタントマンの価値が認められるといいなと思いました。
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