『マッドマックス:フュリオサ』は、2015年の大ヒット映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスピンオフ作品です。
フュリオサの起源を描いたアクション・アドベンチャー映画です。
荒野した世界での派手なアクションと迫力ある戦闘シーン、砂漠の風景や改造車両のデザインは、目が奪われます。
1. 作品概要
- 公開日: 2024年5月31日
- 製作国: オーストラリア
- 上映時間: 148分
- ジャンル: アクション / サイエンスフィクション
- 監督:ジョージ・ミラー
- 脚本: ニック・ラソウリス、ダグ・ミッチェル
- 配給: ワーナーブラザース
- キャスト
フュリオサ : アニャ・テイラー=ジョイ
ディメンタス将軍 : クリス・ヘムズワース
プレトリアン・ジャック : トム・バーク
若いフュリオサ : アリラ ブラウン
メリー・ジャバサ : チャーリー フレーザー
イモータン・ジョー : ラッキー・ヒューム
人食い男爵 : ジョン ホワード
武器将軍 : リー ペリー
リクタス・エレクタス : ネイサン・ジョーンズ
あらすじ
物語は世界崩壊から45年後の世界、フュリオサは故郷や家族を奪われ、改造バイクで絶叫するディメンタス将軍と、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーとの戦いに巻き込まれる
感想
MADな世界で生き抜くフュリオサの姿を描いた壮大なアクション映画でした。
148分ありながらもストーリーはテンポよく進みます。
むしろフュリオサについてもう少し深掘りしてほしかったぐらい…
アクションだらけの本作でも特に好きなシーンはウォー・タンクの戦闘シーン。
巨大トラックを改造したウォー・タンクは、砂漠を突っ走る戦闘シーンで活躍します。
怒りのデスロードではなかった装備が後ろに付いていて、戦うタンクを表現していました。
それを妨害する敵のバイカー軍団の戦闘スタイルも新しかったですね。
砂漠を利用してウェイクボードしたり、ハングライダーで攻撃したりと多彩な空中戦が個人的に見どころです。
ストーリーとしては、幼少期にフュリオサがさらわれて、母に助けられますが、結果母を失います。
強くてたくましい母でした。最期衝撃でしたね
ディメンタスとイモータン・ジョーの取引でシタデルでの生活が強いられて、ウォータンクの運転手:警護隊長ジャックと出会い、成長してそこから脱出しようとする様子が描かれます。
ここからアニャ・テイラー=ジョイが出演、目力がすごい、強さと感情を多彩な演技で魅せます。
ジャックの存在感もすばらしくて、重要な役割を果たします。
そして、ディメンタスの計画を知り、阻止するために対峙することになり復讐の成否がどうなるのかというところです。
幼少期からイモータン・ジョーに仕える部隊の大隊長への成長を映画の中で10年以上と結構長い時間が流れて作中で描いているので、ひとつのシークエンスで長いドラマはありません。
淡々と話しが進むところが個人的に少し残念でした。
ジョージ・ミラー監督いわく退屈しないようにとのことです
なぜ片腕なのか、どいう経緯でシタデルの隊長になったのか疑問が解消されました。
迫力ある映像とエンジン音、爆発の音で臨場感あふれる作品となっていると思います。
空中戦やカーアクション、バイクアクションは前作同様で圧巻です。
個性的なキャラクター唯一無二の設定が魅力的でした。
バイオレンスなカーアクションが観れます。
マックスのゲスト出演
本作では『マッドマックス』シリーズの主人公であるマックスがゲスト出演しています。
インターセプターと共に崖の上に佇むマックス、演じたのはスタントのジェイコブ・トムリで、怒りのデス・ロードでトム・ハーディのスタントダブルを務めた人物です。
まとめ
もう少しフュリオサに関してのドラマがほしかったですね。淡々と進むようにも感じました。
ただアクションに関しては、前作になかったバイカー軍団の砂漠を利用したウェイクボードやハングライダーでの攻撃は、新鮮で見ごたえがあります。
フュリオサが片腕である理由やシタデルの隊長に至った経緯も明かされて疑問も解消されますし、全体的に迫力ある映像やエンジン音、爆発音で臨場感あふれる作品だと思います。
ちなみにジョージ・ミラー監督は「すべての車はキャラクターを象徴する」と語っていて、本作には145台もの車両が登場します。
それぞれの車両はキャラクターの精神面を反映していますそうです。
特に印象的だったのはディメンタスのチャリオットとシックス・フットですね。
チャリオットはまさにバイカー軍団の頂点、後半乗るシックス・フットはモンスタートラックでした。
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