オリジナル版、リブート版全8作
ティム・バートン監督による作品が1作、ほかの作品とは関連なし
リブート版はオリジナル版の起源の物語
物語の時系列としてはリブート版からオリジナル版となります。
シリーズ最新作「猿の惑星/キングダム」は「猿の惑星/聖戦記」から300年後の世界
オリジナル版
猿の惑星(1968年)
続・猿の惑星(1970年)
新・猿の惑星(1971年)
猿の惑星・征服(1972年)
最後の猿の惑星(1973年)
リブート版
猿の惑星:創世記 ジェネシス(2011年)
猿の惑星:新世紀 ライジング(2014年)
猿の惑星:聖戦記 グレート・ウォー(2017年)
ティム・バートン版
PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年)
あらすじ ネタバレあり
猿の惑星
1968年に公開、宇宙船の乗組員が未知の惑星に着陸するところから始まります。テイラー船長と仲間たちは、光速を超える航行スピードのため、地球では700年もの年月が経過しているはずが、彼らは奇妙な環境で目を覚まし、猿によって支配された文明を発見します。
テイラーは猿のコミュニティで生け捕りにされ、科学者のジーラとコーネリアスによって知能があることを認識されます。しかし、猿社会の安定を重んじるリーダーたちは、テイラーの存在を隠蔽し、真実を追求するジーラたちと対立します。最終的に、テイラーは未知の土地へ旅立ち、驚くべきものを発見します。それは砂に埋まった自由の女神像であり、その惑星は文明の滅亡した地球だった。
続・猿の惑星
1970年に公開、不時着した惑星は知能の発達した猿に支配されており、未来の地球であることを知ったテイラーとノバは禁断地帯を移動中に大きな地割れと炎に襲われ、テイラーは行方不明になります。その直後、ブレントも未来の地球に到着し、ノバと対面します。ブレントはノバがテイラーの認識票を持っていることからテイラーの生存を確信しますが、二人は猿の軍団に捕らえられてしまいます。
猿の町では、食糧問題解決を目指すウルサス将軍が禁断地帯の征服を主張している。一方、ブレントたちは禁断地帯に逃げ込み、そこが廃墟と化したニューヨークであることを知ります。彼らは超能力を持つ地下人間(ミュータント)に出会い、最終兵器のコバルト爆弾を祭壇に祀っていることを知ります。
猿の軍団がニューヨークに向けて進撃してきて、ミュータントへの協力を拒んだブレントは投獄され、そこでテイラーと再会します。ミュータントは超能力で互いを操り殺し合わせようとします。
ノバが助けに現れますが、猿の兵士に射殺されてしまいます。
ウルサス将軍の軍隊はミュータントを打ち破り、コバルト爆弾がある祭壇に近づきます。テイラーとブレントが現れ、銃撃戦となり、ブレントは戦死し、テイラーも深手を負ってしまいます。テイラーは深い悲しみの中、コバルト爆弾を起動させ、地球は大爆発を起こして宇宙の塵と化しました。
新・猿の惑星
2011年に公開、未来の地球が核戦争によって滅亡した後、猿のコーネリアスとジーラ夫妻、そして知人のマイロが宇宙船で脱出し、1973年の現代の地球に到着するところから始まります。アメリカ政府は彼らをロサンゼルス動物園に移送し、動物学者に検査させますが、彼らが「猿」であることに驚く。
ジーラが言葉を発してしまったことから、彼らは査問委員会にかけられ、彼らは未来の地球から来たこと、人間に対して敵意がないことを伝えます。
猿の惑星・征服
1972年に公開、「猿の惑星」シリーズ旧五部作の第4作。
コーネリアスとジーラが人間に殺害された後、未知のウイルスにより犬や猫が絶滅し、猿が人間のペットとなった未来の地球を舞台にしています。人間たちは猿が調教次第で人間並みの仕事ができることを知り、猿を奴隷として使役するようになります。
1991年、コーネリアスとジーラ夫妻の遺児であるマイロは、養父代わりの人間アーマンドと共にサーカス団の宣伝のために都市を訪れ、そこで猿が人間から虐待を受ける姿を目撃し、警察に目をつけられてしまいます。アーマンドはマイロを逃がすために自首し、マイロは他の奴隷猿に紛れて都市に身を潜めます。
物語は、マイロ(新しく「シーザー」と名付けられた)がブレック知事の側近マクドナルドの下で働くことになり、復讐を決意し、猿たちにサボタージュと武器の調達を指示する展開へと進みます。最終的に、シーザーは人間への反乱を決行し、地球が「猿の惑星」となったことを宣言する。
最後の猿の惑星
1973年に公開、「猿の惑星」シリーズ旧五部作の完結編。
猿と人間の核戦争によって両者がほぼ全滅し、猿が新しい社会の支配者となった世界を描いている。 猿のリーダーであるシーザーは、妻リーサ、哲学者のバージル、そして人間の補佐役マクドナルドと協力して、新たな集落を築いて暮らしていた。しかし、核戦争を生き延びた一部の人間たちやミュータントと化した人々の侵攻が始まり、猿たちは新たな戦いに立ち向かうことになる。シーザーは人類と猿の共存を目指し、長きにわたる戦乱を終結させる決断を下す。 平和を取り戻した世界で、猿と人間は共存する社会を作る。
猿の惑星:創世記 ジェネシス
2011年に公開、製薬会社の神経学者ウィルが、アルツハイマー治療の新薬を研究している際に、実験用のチンパンジーが驚くべき知能を示すことを発見。ウィルはその子猿を引き取り、シーザーと名付け。成長するにつれて、シーザーは高度な知能を発揮し始めまるが、隣人とのトラブルから保護施設に送られてしまいまう。物語は、シーザーが人間との友情を求めつつ、知能の進化と自由と支配のテーマを探求する姿を描いている。
猿の惑星:新世紀 ライジング
2014年に公開、前作「猿の惑星: 創世記」から10年後の世界
ウィル・ロッドマンが生み出したウイルスにより、人類の90%が死滅し、サンフランシスコでは生き残った人類と遺伝子進化を遂げた猿たちが対峙しています。シーザー率いる猿たちは独自の文明を築き、人類は衰退を食い止めるために動き出しています。
猿の惑星:聖戦記 グレート・ウォー
2017年に公開。前作「猿の惑星 新世紀 (ライジング)」で裏切り者のコバによって打ち砕かれたエイプ(猿)のリーダー、シーザーの物語を描いています。
猿と人類の全面戦争が勃発してから2年後の世界を舞台。シーザーは人間の軍隊によって妻と息子を失い、仲間たちを新たな隠れ家へと導きながら、自らは復讐の旅に出る。彼は口のきけない人間の少女を助け、人間の物資を盗んで生きているチンパンジーから大佐の居場所を知り、巨大な要塞へ向かいます。ここでシーザーは大佐との壮絶な戦いに挑むことになる。
戦いの果てに、エイプたちは無事に新天地へたどり着きます。シーザーは大佐に復讐することをやめ、平和な未来を築ることを選びます。
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