「残穢 住んではいけない部屋」リアルだから怖い 映画感想

映画感想

うさぎです。

最近、古めのホラー映画を観てます。

撮影時でも怪奇現象があった「残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋」の感想記事です。

小野不由美さんによる同名の小説を原作にしています。

昔の出来事に隠された恐怖や謎を解く、ホラーだけでなくサスペンスとミステリーの要素もあり、

ひとりで観るとちょっとまわりを警戒したくなる映画でした。

リアルな怖さ

話の大筋は、作家である「私」に送られてきた手紙から始まります。

その手紙の内容は、引っ越したマンションの和室から異音が聞こえてくるというもの。

それを受けて、作家の「私」と住人の久保さんがその謎を調べていくっていうお話です。

この映画、現代と過去が交錯していく展開になっていて、その時代ごとの雰囲気に合わせた演出がすごくいいんですよね。
どちらの時代も、しっかりとその時代ならではの感じが出ていて、見ていて引き込まれました。

現代のホラー演出が怖い

だれもいない畳の部屋。

静かなはずなのに、なぜか畳を擦る音が聞こえてくるんです。

サー、サーと、繰り返し響いて。

で、何が怖いかって、その音がする方向に振り向くと、急に音が止まるんですよ。

「本物じゃねーか」って思わせるような、怪奇現象じゃなくて、霊がわざと何かをやっているような感じ。

その描写がリアルすぎて、なんだか本当に起きそうで、余計に怖くなるんですよね。

しばらく住み続けた久保さんの神経がすごい…

他にも、普通に話していた相手が、実はもう死んでいるってあとに気づくんですけど、そこにいるんですよね、普通に。何も不自然なところがなくて、まるで普通の人と話しているみたいなんです。

霊が話しかけてくるて…

「物理的だから安心だ」って思ってたことが、実はそうじゃなかったって気づいたときの怖さ、これが現実にも起こりそうで、映画の中だけの話じゃないんですよね。
考えるだけで、なんだかゾッとしますよね。

竹内結子の演技が圧巻

まず、きれいでしたね…。

無機質な演技が印象的でした。感情があまり動かない感じが、なんとも独特で。
それがこの映画にはすごく合っていて、雰囲気を引き立てていました。

そんなキャラクターが恐怖に直面したとき、どう反応するのかが気になって仕方なかったです。

まとめ

なんとも言えない、じわじわと精神が削られていくような感じが、怖かったですね。
その怖さと謎解きが合わさって、独特なおもしろさがありました。

過去の出来事が少しずつ明らかになっていく展開にどんどん引き込まれますし、先が気になる内容でした。

俳優陣も豪華!演技も素晴らしかったです。
特に竹内結子さんの演技、よかったですねぇ。

ひとつ残念だったのは、CGで表現された幽霊がちょっと安っぽく見えてしまったところ。
あれがもっとリアルに感じられたら、さらに怖さが増したのかもしれませんね。

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