結論、前作を観ているともっと楽しめる映画です。
エディとヴェノムが1年間どんなふうに過ごしてラストを迎えたのか、そして「コーデックス」という大事なアイテムがどう関わっているのかを理解するためには、前作を観ておくのがオススメです。
ストーリー自体はシンプルだけど、過去作を観ていると登場人物にもっと感情が入って、映画がもっと面白く感じると思います。
前作は観たほうがいい
今作は、過去作を見ていないとより楽しめない。
なぜなら、前作で起きた出来事が今作の話に大きく関わっているからです。
作中ではエディとヴェノムが共生して一年経っていて、これまでの話を知っていると、登場人物にもっと感情移入できて、映画がより面白く感じると思います。
今作では「コーデックス」というアイテムがとても重要です。
エディとヴェノムはこの「コーデックス」を持っていて、それが原因で危険な敵に狙われます。
この「コーデックス」が何かはヴェノムが簡単に教えてくれますが、前作の戦いがきっかけでできた物質なので観ていないと感情移入がしづらくなります。
なので過去の話を知っていると、もっと映画が楽しくなるということです。
シンプルなストーリー
映画の話自体はとてもシンプルです。
これで最後なの?と思うぐらい。
エディとヴェノムがニューヨークに戻るだけのロードムービーみたいなものです。
その途中で襲われるストーリーとなりますが、びっくりする展開は少ないです。
なのでなおさら前作を観てないとがっかりするかもしれません。
ラストにしてはちょっと物足りない。
過去作を知っているとより楽しめる
今作は感情移入ができるか、できないかだけの映画なんですよ。
なのでより楽しむためにも過去作を観ることおすすめします。
映画の中で過去の出来事を思い出させる場面がたくさんありますし、エディとヴェノムがどうなったかを知っていると、今作をより深く楽しむことができます。
復習せずに今作を見た人は懐かしく感じて、特にトムハーディが歳取ったなと感じるのではないでしょうか。
重要なアイテム「コーデックス」
さて肝心の「コーデックス」というアイテムは前作の戦いで登場します。
コーデックスは、シンビオート(寄生生物)とその宿主が一緒になってできる特別な物質です。
前作でエディが一度死んでヴェノムが蘇生したときに「コーデックス」が現れ、その結果「ヌル」という悪役に狙われることになります。
ヴィラン「ヌル」
「ヌル」はシンビオートを作った神様のような存在で、宇宙ができる前からいる古い闇の神です。
コミックでは、ヌルはたくさんのシンビオートを作り、その後、シンビオートたちに捕まって惑星に閉じ込められるという話があります。この話は映画にも反映されています。
ヌルを解放するためには「コーデックス」が必要で、そのためにヌルはシンビオートハンター「ゼノファージ」を使って、エディとヴェノムを追い詰めます。
アクションが少し控えめ
今作では、ヴェノムが完全な姿になると、「ゼノファージ」という敵に気づかれてしまうというルールがあります。
そのため、エディとヴェノムは自分たちが安全でいるために、わざと完全な姿にならないようにしていました。
この設定の影響で今作はアクションが少し控えめで、前作のように派手な戦いはあまりありません。
アクションが好きな人には少し物足りなく感じるかもしれませんが、ヴェノムが動物に寄生してエディを助けるシーンは面白いです。
特に、中盤でヴェノムがエディに戻るためにカエルや魚に寄生する場面は、二人の絆を感じられて微笑ましかったです。
まとめ
結論、前作を観ているともっと楽しめます。
物語はシンプルで、過去の映画を観ていないとちょっと物足りなく感じるかもしれませんが、過去作の出来事を知っているとより深く感情移入できます。
特に「コーデックス」や「ヌル」といった新しい要素が今後の展開に大きく関わってくるので、シリーズを追いかけてきた人には観る価値がある映画だと思いました。
そしてなによりさみしい…
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