ザ・ウォッチャーズ こわい?グロい? 映画感想

映画感想

2024年6月21日に公開。
M・ナイト・シャマランが製作を担当し、彼の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが監督デビューを果たした作品です。

  • ジャンル: ホラー
  • 公開日: 2024年6月21日
  • 上映時間: 102分
  • 原作: A・M・シャインによる同名小説

物語は、28歳の孤独なアーティスト、ミナが贈り物を届けるために向かう途中で迷い込んだ不気味な森で展開。ミナは、ガラス張りの部屋に避難して、そこで出会った他の3人と共に、毎晩訪れる謎の存在「ウォッチャーズ」に監視されることになります。
「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」という3つのルールがあり、これらのルールを破ると命が危険にさらされる。

ワンシチュエーションホラーを期待。

キャスト

  • ミナ: ダコタ・ファニング
  • マデリン: オルウェン・フエレ
  • シアラ: ジョージナ・キャンベル
  • ダニエル: オリバー・フィネガン.

監視者の正体が微妙

「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」といったルールが設定されている中、正体が不明の「監視者」に一番興味を引かれ、ハラハラする場面が多いですが…最初だけです。

実際、ジャンプスクエア以外それほど怖くありません

原作の要素が強いせいか、フィクションだと感じると、逆に微妙になってしまい、中盤以降に正体がわかると、ストーリーに集中するだけになってしまいました。

映像は?

映像に期待していましたが、演出があまり良くなかったため、刺激的な要素はありません

監視者のデザインは気持ち悪いものの、グロい表現はありませんでした。
基本的には夜しか登場せず、建物の中にいるため姿が見えず、さらに映像が暗くて詳細がわかりにくいです。

伏線を回収するだけのストーリー

ストーリーは伏線を回収する内容で、昔から存在していた何かが実はそれらだったと説明されます。
ルールを破ることで物語が進行して、すべてが伏線だったことが明らかになるだけの内容。

森から出られず幻覚を見る展開もありますが、日中は光があるため襲ってこず、絶望感は薄いです。
おまけに建物の外に出られるのかという失望感も感じました。
全体的には序盤から中盤までの伏線を整理して回収するだけのストーリーです。

まとめ

原作を知らず、ワンシチュエーションの緊張感を期待していましたが、実際にはそうでもなく、早い段階でマデリンが監視者の正体を明かしてしまうので、予想外の展開はありませんでした。

ホラー映画としては正直、微妙です。


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