ゴジラ-1.0 ゴジラの目的、正体は? まとめ

まとめ

ゴジラシリーズ全38作、作品によって姿、形、出自が異なります。

ゴジラ-1.0のゴジラについてストーリー上の設定、目的、能力や特性について解説します。

ストーリー上の設定

1945年、第二次世界大戦末期。

小笠原諸島の近海を回遊、再生能力を持つ大型海洋生物。
全長15m。
伝承で「呉爾羅」と呼ばれている。

1946年アメリカ軍の核実験「クロスロード作戦」によって被曝、体内に放射能物質が紛れこむ。
放射能物質の影響で細胞にエラーが起こり、再生とエラーが繰り返され巨大化した設定になっています。
体高:50.1m
体重:2万t

ゴジラの目的は?

ゴジラが東京を襲った理由は、主に出自と人間社会への復讐の意識にあります。

物語の中で、ゴジラは核実験や環境破壊の影響を受けた生物であり、その結果として人類に対する怒りや悲しみが強く表れています。

監督の山崎貴さんによると生息地が戦争で荒らされていることへの怒りがあるといい、細胞が核の火によって破壊され、再生しようとしてエラーが多発している状態になったことから、さらに怒りが大きくなり、東京へやってきたという

東京という都市は、ゴジラにとって象徴的な存在であり、人類の営みの中心でもあります。東京を襲うことで、人類の過ちやその影響を強調し、環境問題に対する警鐘を鳴らす意図があります。

この襲撃は、単なる破壊行為ではなく、過去の行動に対する償いを求める強いメッセージが込められていると言えるでしょう。

驚異的な回復力

ゴジラは驚異的な回復力を有しており、たとえ頭部が欠損してもものの数秒で再生します。

新生丸の機雷によって傷を顔面に受けた後には、酷い損壊によって再生機能にエラーが生じて牙が頬にまで生えています。

顔の肉が機雷で取れてからは、エラーが細胞再生に生じて骨や牙が見えたスカーフェイス状態になってしまうものも考えられたが、後半にずっとその顔で登場するのはどうかと思いなくなったそうです。

作中では最終的にバラバラになった破片からでも再生する予兆を見せました。

全てを破壊する放射熱線

ゴジラが街中で放った放射熱線、原子爆弾のインプロージョン方式のように背びれが尾から順に伸びていき、一気に沈み込んで吐くものとなっています。

フルCGで制作

本作品のゴジラはスーツは制作されておらず、フルCGで制作されています。

身長の設定については、監督の山崎貴さんによる「50メートルくらいだと見上げた時に目が合う感覚もあるし、ゴジラと人間を一緒に撮ることもできる」との意向のもと、CGモデルの発注当初は50メートルとされていました。
完成したものを正確に計測してみると10センチメートル高かったため、それを採用して50.1メートルとなっています。
背景を作り込めて画の情報量が多くなる小さな怪獣ほど怖さを演出しやすいというが、小さいから怖いとはいっても50メートルの初代ゴジラより小さいと「ゴジラ」の風情がなくなるということもあり、初代に合わせた大きさになりました。


その圧倒的な存在感が、戦後のすべてを失った人々に絶望感を与え、ストーリーと相まって忘れられない作品となりました。

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