「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ 原作は?まとめ感想

まとめ

阪元裕吾監督が脚本も務めた完全オリジナル作品で、原作はありません
シリーズは2作。
2024年9月27日に3作目となる新作「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」が公開。
TVドラマも決定しています。

ベイビーわるきゅーれ・作品概要

  • 公開日: 2021年7月30日
  • 制作国: 日本
  • 上映時間: 95分
  • 監督:阪元裕吾
  • 脚本: 阪元裕吾
  • キャスト
    ちさと:髙石あかりちさと
    まひろ:伊澤彩織まひろ
    三元雅芸
    秋谷百音
    うえきやサトシ
    福島雪菜
    本宮泰風

ベイビーわるきゅーれ2ベイビー・作品概要

  • 公開日: 2023年3月24日
  • 制作国: 日本
  • 上映時間: 101分
  • 監督:阪元裕吾
  • 脚本: 阪元裕吾
  • キャスト
    ちさと:髙石あかり
    まひろ:伊澤彩織
    田坂:水石亜飛夢
    宮内:中井友望

あらすじ

女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた…。 明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。 突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。 さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。 そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。 そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である。

Filmarks

感想

2人のキャラ設定が「殺し屋」というテーマに対してギャップがあったのが惹きつけられました。

まず、2人の簡単な紹介です。

まひろ

まひろは社会不適合者だけど凄腕殺し屋。

連続でバイト面接失敗したり、引きこもり体質で人見知り

普段はふにゃーんとしてる生活をしています。

ちさと

ちさとは社会に適合できる殺し屋。

ノリで行動ができるタイプで楽観的

衝動的なわりには現実的。

普段は行動的な生活をしています。

2人に共通してること

人を殺すことをなんとも思ってない。

1作目ではバックグラウンドが語られてないので、なんで殺し屋をやってるのかわかりません。

よくある若者に殺し屋を足した物語

ストーリーを簡単に説明すると、お金には困ってないけど、組織から社会を学ぶため働けと言われます。
バイトの面接をしたり、バイトしたりする日々。

ある日、ちひろがバイトしてるメイドカフェにヤクザの親父が来て、殺してしまいます。

そのヤクザの娘を殺しに行くという話です。

ヤクザにまったく動じないちさとがよかったです。

バイトしたり、友達との共同生活や会話、人間関係、社会とよくある若者の姿を描いていて、

共感できる部分にうまく「殺し屋」という意外性を組み合わせた感じがうまくハマっていました。

アクションがかっこいい

特にラストのまひろの格闘シーン!!

普段猫みたいにふにゃーんとしてるけど戦闘になったらキレッキレのアクションに見惚れました。

比較的体格が小さいけど、バチバチの殴り合いがしびれます。

その小ささを生かしたアクションをしてましたね。

銃の構え方とか細かいところにもこだわった印象でした。

まだ観てない人でも最後まで観れば思った以上におもしろいと思える映画だと思います。

ベイビーわるきゅーれ2ベイビー・あらすじ

ちさと(髙石あかり)とまひろ(伊澤彩織)は、また途方に暮れていた…。 ジムの会費、保険のプラン変更、教習所代など、この世は金、金、金。金がなくなる…。 時を同じくして殺し屋協会アルバイトのゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)兄弟も、途方に暮れていた…。 上からの指令ミスでバイト代はもらえず、どんなに働いたって正社員じゃないから生活は満足いかない。この世は金、金、金。金が欲しい…。 そんなとき「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」という噂を聞きつけ、作戦実行を決意。 ちさと・まひろは銀行強盗に巻き込まれたり、着ぐるみバイトをしたりとさぁ大変。そんな二人にゆうり・まこと兄弟が迫りくる…! 育ってきた環境や男女の違いはあれど、「もし出会い方が違えば仲良くなれたかなぁ」なんて思ったり思わなかったり、ちょっと寂しくなったりならなかったりする物語である。

Filmarks

感想

前作といい意味でほぼ変わってない。

前作から4年後、学生からフリーターになっていて、より絆が深まった2人の日常が描かれます。

アクションはもちろん、よりコメディーが強くなりました。

ちさとが笑える

本作ではちさと役の髙石あかりさんが笑えました。

前作より感情の緩急が激しい!。

とぼけたり、冷めたり、キレたり、まじめになったりと

個人的には稼いだバイト代を全額賭け将棋に突っ込んで負けるシーンが好きですね。

髙石さんの表情が相まって、緩急で笑えます。

ちさとの一言一言が笑えたりします。

前作の方がリアルに感じた

2人が住んでる部屋が変わり、明らかセットに変わってます。

細かいセットなんだけど、逆にリアルに感じなかったり個人的には前作の部屋のほうがよかったですね。

2人の会話も前作のお互いのことがまだ完全に理解していない感じがなくて、コントに感じなくもない。

非正規雇用じゃないと扱いがひどい

ストーリーは下請けの殺し屋兄弟がまひろとちさとの座を狙うというお話です。

下請けの2人は、しょせん下請けで扱いがひどいんですよね。だから兄弟たちはもっといい暮らしがしたいために2人を狙います。

結論、負けます。あたりまえですけど。

兄弟に感情移入できなくもないように描かれています。
実力があっても不要、邪魔になったら消される。抗えない社会みたいに。

ただラストは衝撃でしたね。観てる側も感情の緩急で複雑ですが、しっかり締まってました。

ガンアクションがかっこいい

アクションはラストのガンアクションがよかったですね。

すばやく動きながら、近距離で撃ち合うシーンはしびれました。

撃つのが下手なのか、避けるのがうまいのかわからなくなる。観てておもしろかったです

邦画によくあるチープな撃ち合いじゃない。しっかり魅入られるアクションでした。

もちろん前作同様、伊澤さんの肉弾戦もよかったです。

結局それで勝つのか!と思いましたが。

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