クワイエット・プレイス:DAY 1 怖いの?過去作とのつながりは? 映画感想

映画感想

「クワイエット・プレイス」の前日譚としてシリーズの始まりを描いている本作

怖いのか?・・・怪物が過去作でネタバレされてるだけに正直怖くはなかったです。

初めて観る人は怖いと思いますが、そこまでホラー要素は強くなかった印象です。

過去作とのつながりはないです。

予習なしで観れます。

今作はドラマのほうが強くて、どう生きるかを考えさせられる映画でした。

作品概要

  • 公開日: 2024年6月28日
  • 制作国: アメリカ
  • 上映時間: 100分
  • ジャンル: ホラー・アクション・SF
  • 年齢制限: G(制限なし)
  • 監督・脚本: マイケル・サルノスキ
  • 製作: ジョン・クラシンスキー/マイケル・ベイ/アンドリュー・フォーム
  • 配給: パラマウント・ピクチャーズ
  • キャスト
  • サミラ: ルピタ・ニョンゴ
  • エリック: ジョセフ・クイン
  • アレックス: アレックス・ウルフ
  • ジャイモン: ジャイモン・フンスー

あらすじ

癌で余命がわずかなサミラは、ニューヨーク郊外のホスピスで暮らしていた。
ある日、ホスピスの仲間たちはマンハッタンへ人形劇を見に行くことになります。
帰りのバスに乗り込む前に謎の怪物が隕石とともに空から襲来して、音を立てた人々は次々に怪物に襲われ、街は大パニックに。
マンハッタンの橋は軍によって爆破され、泳げない怪物をマンハッタンで食い止めようとします。
ヘリコプターからの放送で「取り残された人々は南から船に乗れる」との指示があります。
しかし、サミラは介助猫のフロドと一緒に最後に食べたかったピザ屋さんへ向かいます。
途中でエリックという男性と出会い、彼はサミラについていくことに決めます。

感想

この作品は、末期癌のサミラと生きる希望を失ったエリックとの出会い、ドラマが映画全体の中心となっていました。

アクションよりドラマ

どんなサバイバル、怪物とのやり取りをするのか楽しみにしてましたが、アクションよりは、こんな世界でどう過ごすかに焦点がありました。

どんな過酷な状況、環境でも前に進めば、いいことがあるし、助けてくれる人がいるということがメインに描かれていて、パニック映画を期待していたら満足しないかもしれないです。

主人公サミラの立場に共感できるか、できないかで映画の評価が変わると思います。

緊張感はあった

過去シリーズ同様、緊張感はありました
静かな場面でのわずかな音は緊迫感がありましたし、演者の動きに緊張感がありました。

今作はニューヨークが舞台となっていて。シリーズで初めて都市の状況が描かれます。
国もまだ機能していてヘリコプターは飛んでいますし、橋を壊すだけの装備もありました。

過去作同様、音が鳴ると怪物が群がるシーンがいくつかあるのですが、怪物の動きの速さと容赦のなさが恐怖でしかないです。

猫がかわいい

過去シリーズでは赤ちゃんがその対象でしたが今作ではサミラの飼っている猫が登場します。
音が危険な世界で猫がいつ鳴くのかずっとヒヤヒヤされました。

この猫賢くて、ものすごくかわいかったですね。

ちなみに監督のマイケル・サルノスキは、映画に『指輪物語』のオマージュを込めていて、
主人公のサミラ(愛称サム)と猫のフロドの名前は、『指輪物語』に由来しているそうです。

ストーリーは猫のフロドがきっかけで、恐怖から生きる希望を失っていたエリックと出会い、サミラのパッツィのピザを食べるという希望に自分も希望を抱いて、一緒に行動します。

怪物の新たな設定

薬の効果が切れてサミラは末期癌によって全身に激痛が走り、苦しみ始めます。
エリックは薬を探しに街に出て、帰りの途中で逃げ出したフロドを見つけます。
フロドはきのこのような物の傍にいて、そのきのこは怪物たちの食糧になっていました。
エリックはフロドを救いつつ、その場から脱出します。

ジョン・クラシンスキー監督からマイケル・サルノスキ監督にバトンが渡されたことで、怪物の設定がさらに深掘りされました。
怪物は泳げずに溺れる設定に加えて、肉食ではなくキノコを食べる食性を持っていることが明らかになります。
怪物たちはきのこを栽培するために人間の死体を利用していたのですね。

それからサミラはエリックから薬を受け取って、ピザ屋に向かいます。
しかし、ピザ屋は全壊、サミラは落ち込みます。
エリックにサミラの父がピアノを弾いていたお店に案内するよう言われ向かいます。
そこで束の間の楽しい時間を過ごし、希望を取り戻すというのが終盤手前までのストーリーとなります。

まとめ

怪物が空から降って来た瞬間で、音のない世界が始まる瞬間、そして初めて都市の状況が描かれる作品となっています。
全体的にアクションが少なめとなっている印象ですが、新たに判明する設定があったり、過去同様の緊張感が味わえる作品となっていると思います。
主演のルピタ・ニョンゴの演技も素晴らしかったです。
ラストのその後の展開も気になるところです。

シリーズ

  1. 『クワイエット・プレイス』 (2018年公開):
    • この作品では「DAY 89」から物語がスタートしています。地球上に異変が起こって89日目から物語が展開されます。
    • 主演: エミリー・ブラント、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ、ケイド・ウッドワード、レオン・ラッサム
    • 監督: ジョン・クラシンスキー
  1. 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』 (2020年公開):
    • 第1作終了直後の「Day 473」から物語がスタートします。
    • 主演: エミリー・ブラント、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ、キリアン・マーフィ、ジャイモン・フンスー、ケイド・ウッドワード、スクート・マクネイリー
    • 監督: ジョン・クラシンスキー
  1. 『クワイエット・プレイス:DAY 1』 (2024年公開):
    • 前2作の前日譚という位置付けで、シリーズの始まりを描いています。
    • 主演: ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ、ジャイモン・フンスー
    • 監督: マイケル・サルノスキ

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