『猿の惑星キングダム』時系列は?

映画感想

2024年公開、アメリカのアクションSF映画、シリーズ10作目、リブート版4作目

あらすじ

前作から300年後の世界、猿の文明が繁栄して帝国を築こうと企む猿たち、一方で退化して野生化した人間たち、その中、家族を奪われた猿ノアと猿たちから狙われている人間の女性メイが出会う
ノアは家族を取り戻すため、メイは目的のために行動を共にする

作品情報

監督:ウェス・ボール(メイズランナーシリーズ
脚本:ジョシュ・フリードマン、リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー、パトリック・アイソン
キャスト
ノア : オーウェン・ティーグ。日本語吹き替えは松岡禎丞。
ノヴァ : フレイヤ・アーラン。日本語吹き替えは小松未可子。
プロキシマス・シーザー : ケヴィン・デュランド。日本語吹き替えは竹内力。
ラカ : ピーター・メイコン。日本語吹き替えは楠見尚己。
本編:145分

感想

大きな枠は、猿が支配者として君臨する近未来の世界を舞台に、猿と人間の共存か猿の独裁かをめぐる争いとなります。
ウイルスの流行により地球の支配者が人間から猿へと変わった世界で展開されていって。
独裁者のプロキシマス・シーザーにより村と家族を奪われた主人公ノアは、かつて猿と人間が共存していたことを知る。
ノアは人間の女性ノヴァと出会い、プロキシマス・シーザーたちが築こうとしている帝国に疑問を抱くようになり。猿と人間の共存は不可能なのか、この世界で生き残るのは誰なのか、というテーマで描かれています。

その中で、家族や友情、信頼といったテーマ性も感じられて胸が熱くなるシーンもいくつかありました。
一番のお気に入りは、映像の進化によって動物同士が相棒として共演する演出です。
続編への布石が多く、特にヒロインのエヴァ(フレイヤー・アーラン、Netflixのウィッチャーでも出演)はキャラの背景がほとんど描かれず、謎が多いので続編に期待。
エンドロール後の布石も気になります。

長く続いてるタイトルの新作ということで過去の作品との違いを楽しみにしていたが、人間と猿の争いや共存の葛藤、猿の部族間の支配、過去のシリーズとコンセプトは大きく変わらない印象で、続編の導入部分として位置づけたという印象が強かったです。
ただ映像の迫力や猿たちのリアルな表現、驚異的なVFX、シリーズファンには楽しめる作品となっていると思います。

映像について

映像のリアリティについて、特に冒頭のシーンや猿の表現は圧巻でした。
冒頭のシーンは自分が空を飛んでる、鳥の疑似体験ができます。
猿の表現に関しては、モーションキャプチャー技術とVFXの進化が、表情や動作、質感、毛並みなどを驚くほどリアルに描写していました。
あまりにも綺麗なのが逆に違和感にも感じました。

チンパンジーとゴリラのラストバトルも見応えありました。ほぼCGである可能性が高いですが、チンパンジーならではの躍動間と、ゴリラの重厚感がうまく表現されている印象。

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