うさぎです。
オカルト話と謎解きがうまく混ぜられた面白い映画。「この動画は再生できません THE MOVIE」の感想記事です。
監督は、「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」で助監督をしていた谷口恒平さんです。
脚本は谷口さんと河口芳佳さんが書きました。
この映画は、2022年から2023年にテレビ神奈川で放送された「この動画は再生できません」という番組を映画にしたものです。
映画の長さは94分で、スピーディーに進むので、飽きずに楽しめます。
怖いシーンの中にも、ちょっとした笑える場面があったりして楽しませてくれます。
特に、かが屋の二人の掛け合いが面白い。
怖い映画や謎解きが好きな人、楽しい掛け合いを見たい人にオススメの映画です。
あらすじ
倒産した映画会社の倉庫で発見されたいわくつきのDVDが届くところから始まります。このDVDには、視聴者から寄せられた様々な恐怖映像が含まれており、江尻と鬼頭はその映像に秘められた謎を解明しようと奮闘する。
キャスト
- 江尻真:加賀翔
- 鬼頭和弘:賀屋壮也
- 澤村透:和田雅成
- ヒロト:世古口凌
- ダイスケ:平野良
- 桃月なしこ:桃月なしこ
- アキラ100%:アキラ100%
- 梅田レイ:福井夏
- 塚原武:あべこうじ
感想ネタバレあり
ストーリー展開
映画の始まりは、10年前に作られた映画を編集長の梅田から渡されるところからスタートします。
「なんか変」という理由で調べてほしいと言われた江尻と鬼頭は、その映画に隠された秘密を解明しようとするんです。
映画を見てみると、文字のフォントや画角に違和感があることに気づき、まずはその点について編集長に報告します。
次に、二人は炎上しているYouTuberの動画を見ます。
動画の内容は、心霊スポットで生配信をしている最中、そのグループの一人が窓から落ちて大怪我をしてしまうという、かなり衝撃的なシーンが映っているんです。
江尻は、おかしな出来事について、科学的にどうしてそうなったのかを推理し始めまる。
そして映画中盤、編集長の梅田から無茶ぶりの仕事を頼まれるんですが、その編集作業をしている途中で、炎上したYouTuberの動画に出てきた人物と、同一人物がいることに気づくん。
その後、江尻があることに気づき、梅田は生配信をしている現場に向かいます。
そこから、物語はどんどん驚きの展開を迎えて、いろいろな真実が明らかになっていく展開です。
江尻の名探偵ばりの洞察力に関心
お笑いコンビ「かが屋」が主演を務めるこの映画、二人のやり取りは本当に面白くて、緊張感があるシーンでも、ふっと笑える瞬間があって、観ているうちにどんどん引き込まれちゃいます。
鬼頭の最初の方のセリフで「犠牲中の犠牲」は思わず笑っちゃいました。
コントみたいなやり取りが自然に笑いを生んで、映画全体が観やすくなっています。
ストーリーも意外と作りこまれてる。
映画の前半は、心霊スポットで撮られた自撮り映像やYouTubeの生配信のようなシーンが登場して、ホラーな感じがあって、後半になると、それらの映像に隠された謎がどんどん明らかになってくるというミステリー展開。
正直、このミステリー要素が最後まで観れた理由でもあります。
フェイクドキュメンタリーと謎解きがうまく絡み合って、心霊映像を通じて隠された秘密を解き明かす楽しさを味わえます。
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