うさぎです。
映画って、期待して観たら思ったより面白くなかったりすること、ありますよね? 最初に言っておきます。この映画、B級です。
でも、そのB級映画の良さがギュッと詰まってるんですよ! ぶっ飛んだシナリオに、まるで芸人のコントみたいな笑いが織り交ぜられていて、楽しさが止まらないんです。
それからこの映画の最大の特徴はPOV(視点)! まるで自分も登場人物の一員になったかのような感覚が味わえるんですよ。これがめっちゃ面白い。
気軽に観れるし、期待せずに観ることで逆にその楽しさが引き立つ。そういう映画です。
監督は白石晃士さん。
ホラー映画の分野で特に高く評価されている方です。
デビュー作『呪霊 THE MOVIE 黒呪霊』(2004年)を皮切りに、『ノロイ』(2005年)や『オカルト』(2009年)など、数々の代表作を手掛けてきました。
基本情報
- 公開日:2022年8月27日
- 上映時間:123分
- 年齢制限:PG-12
- ジャンル:ホラー、コメディ
- 配給:WOWOWとKADOKAWA
キャスト
- 黒石光司(監督役):白石晃士
- 市川美保(助監督役):堀田真由
- 三好麻里亜(精神錯乱気味の美女役):筧美和子
- 江野祥平(スーパーボランティア役):宇野祥平
- ナナシ(イケメン霊能者役):飯島寛騎
あらすじ
ホラー映画監督の黒石光司(白石晃士)が助監督の市川美保(堀田真由)と共に実録映画の撮影のために山奥の家を訪れるところから始まります。そこで彼らは、黒石の映画のファンを名乗る精神的に不安定な美女・三好麻里亜(筧美和子)と出会います。麻里亜は、自身が体験した出来事が黒石の映画と同じであると訴えます。次第に、黒石のカメラは不気味な現象を捉え始め、恐怖が迫る中で撮影隊は様々な危険な状況に直面します。
ロケ地
主な撮影場所とロケ地は、千葉県の館山市と鋸南町。
感想
【ネタバレなし】奇想天外な展開と個性豊かなキャラクターが織り成すB級映画の楽しさ
この映画、最初はホラー映画かな?って思うんだけど、進むにつれてまるでSF映画みたいに壮大な展開に変わっていくんです。
個性的なキャラクターたちが次々に登場して、予測不可能な冒険に引き込んでいくんですよね。
驚くべきは、何が起こるか全然予想できないそのシナリオ!どんどんぶっ飛んだ展開が繰り広げられて、登場人物たちが見せる超能力や奇想天外なアクションに目が離せません。
それと、POV視点(プレイヤー視点)で進むシーンが、まるで自分も物語の一部になったかのような感覚を与えてくれるんです。
ゲームをしているかのような体験をすることができるんですよ。
B級映画ならではの「どうしようもないけど楽しい」感覚が味わえます。
気軽に観るなら、予備知識なしで観るのが一番!その方が、びっくりする楽しさが待っています。
【ネタバレあり】予測不可能な展開、超能力者、世界の終わり…B級映画の新境地
ここからはネタバレありで書きます。
物語は、家に貼られた意味不明な絵と、そこから始まる怪奇現象でスタートします。
麻里亜の口から出てくるバケモンに振り回されるんですが、最初はホラー映画っぽい感じがします。
でも、話が進むにつれて、あれよあれよとSF的な展開に!予想外のアクションが次々と繰り広げられ、観ているこっちも目を見張るばかり。
物語が進むにつれて、仲間を増やし、謎の物体と戦いながら冒険をします。
その仲間には、猟銃を持ったおっさんや超能力を持ったイケメンも登場。
予測不可能なアクションや緊迫したシーンが続き、物語に引き込まれます。
POV視点がまた、まるで自分がその場にいるかのような感覚を味わせてくれるんです。
そして、映画のクライマックスでは、巨大なバケモンが登場!もう、完全にSF映画のような迫力満点のシーンに。
最終的にはカルト集団が集う廃墟に向かうんですが、ジャンルが混ざり合って「何でもあり」な展開が待っています。
このごちゃ混ぜ感が、まさにB級映画らしい魅力です。
個性的なキャラクターたちと、その魅力
登場キャラクターも、どれも個性的で面白いです。
特に麻里亜は、ちょっとコントみたいなシーンもあって、コミカルな要素を加えてくれます。
彼女がいることで、緊迫したシーンでも笑いを誘ってくれるんですよ。
こうした予測できないキャラクターの動きが、飽きさせないポイントです。
そして、登場人物が個性的なだけでなく、物語もホラー、アクション、SFがミックスされた異色の作品に仕上がっています。
混乱したような設定が逆に新鮮で、観ているうちにどんどん引き込まれていきます。
目が離せない展開が続いて、気づけば映画の世界に没頭している自分がいます。
B級映画らしい楽しみ方
この映画、何と言ってもB級映画ならではの「どうしようもないけど楽しい」要素が魅力です。
ストーリーは本当に予測できない展開ばかりで、奇想天外なシーンが続きます。
でも、ハードルが低いからこそ、気軽に観ることができるんです。
最初から期待せずに観ることで、逆にその予測できない展開に素直に驚いて、楽しむことができます。
映画はリアル感を追求していないので、むしろその大胆な設定や展開が魅力的。
SF的な要素や超能力、個性的なキャラクターたちが絡み合って、思った以上に満足感が得られるエンタメに仕上がっています。
B級映画らしい自由さが、観る人を楽しませてくれるんですよ。
まとめ
この映画、ジャンルや設定がごちゃ混ぜになっていて、何でもアリの展開が魅力です。
POV視点での臨場感もあって、まるで自分が物語に入り込んだような気分になれます。
気軽に観られるし、予想外の展開に思わず引き込まれる人も多いはず。
もし「B級映画の楽しさ」を味わいたいなら、この映画はおすすめです!