サンクスギビギング ただのスリラー映画じゃない 映画感想

映画感想

うさぎです。

感謝祭のはずが、狂乱になってしまった「サンクスギビング」の感想記事です。

予想外に観やすい作品でした。

R18指定なのでグロいシーンはありますが、「13日の金曜日」「ハロウィン」といった元祖スラッシャー映画にインスパイアされたシーンもあったりして、スリラーにしては楽しめやすい映画です。

基本情報

  • 公開日: 2023年12月29日
  • 上映時間: 106分
  • ジャンル: ホラー、スリラー
  • レーティング: R18+
  • 製作国: アメリカ
  • 監督:イーライ・ロス

キャスト

  • パトリック・デンプシー(エリック・ニューロン役)
  • アディソン・レイ(ギャビー役)
  • マイロ・マンハイム(ライアン役)
  • ネル・ヴェルラーク(ジェシカ役)

あらすじ

感謝祭発祥の地であるマサチューセッツ州プリマスが舞台。
年に一度の祝祭に沸く中、ダイナーで働く女性が惨殺される事件が発生。
その後も住民たちが次々と感謝祭の食卓に並ぶご馳走を模した残酷な方法で殺害されていく。
地元の高校生たちは、ジョン・カーヴァーという人物のインスタグラム投稿に自分たちがタグ付けされていることに気づき、その投稿には豪華な食卓とともに彼らの名札が意味深に添えられていた。

感想

グロテスクシーンに関しては、じわりじわりと痛々しい感じじゃなくて、スパッと一気にやる。
全体の雰囲気もシリアスってわけじゃなくて、どこか軽い感じがあります。
そのおかげで、海外のブラックユーモアが好きな人には、思わず笑っちゃうようなシーンもあったりして、そういう意味では楽しめると思います。

ワッフルメーカーそんなに欲しいか?

スーパーで暴動が起きているなんて、最初は「オーバーだな」と思ってたんですけど。
ちょっと調べてみたら、アメリカではブラックフライデーによる事故が本当に多いらしいですね。
死者が出るほどの事態にはならないにしても、日本でも似たようなことが起こってそうです。
いったい何が人々をあんな風にさせるのか。
正直、気持ちはまったくわかりませんでした(笑)

犯人はだれ?

スーパーの暴動が原因でケガをしたり、死者まで出ます。
翌年も特化セールを開催するんですが、ダイナーで働く女性が惨殺される事件が発生します。
どうやら昨年の事件に関係する人間が狙われてる。
動機が誰にでもありそうな感じで、まるでみんなが犯人になり得るんじゃないかって思わせるんですよね。
ここが一番楽しめた部分で、サスペンス要素がしっかり効いてて、ハラハラしながら観てました。
犯人が明らかになると、ああ、なるほど、ってなります。
思い直すといろんなところに伏線が散りばめられてることに気づきます。

犯人は異常者

この映画の犯人は、本当に異常者なんだよね。
数人が犠牲になるんだけど、助かる見込みもなく、全員が無惨にやられていくんだよ。
その中でも、一番印象に残ったのがオーブンを使った殺し方だった。
あれが本当にむごくて、一番残酷な死に方だったな。
あのシーンは、見ていて思わず息を呑んじゃうくらい衝撃的だったよ。

オーブンで焼かれる

オーブンで焼かれるって、どういうことかと思いますが、そのまんまです。
大型のオーブンに人間を入れて焼きます。
想像しただけでも、なんだか嫌な感じがしますよね。でも、面白いのは、ちゃんとターキーを作るときみたいに調味料を注入してるところです。
おいしくなるようにって。

ターキーって、いろいろ仕込みをして、最後に調味料を注射するんだけど、その理由が肉が厚いから、中までしっかり染み渡るようにするためなんですよね。
そのやり方で、ちゃんと料理してるのがなんだか笑えてきて、まるでまじめに本当のターキーを作ってるのがアホらしい。

まとめ

この映画の面白いところは、ホラーとコメディがうまく混ざっている点です。
グロいシーンがある中で、思わず笑ってしまう瞬間もあって、怖さと笑いが絶妙に絡み合っていました。
監督のイーライ・ロスは、「ホステル」や「グリーン・インフェルノ」みたいな残酷なシーンで有名だけど、今回はその残虐さが時に笑いを生んでて、小笑いするんですよね。

殺人方法も一癖あって、次に何が起こるのか全然予測できなくてドキドキしたし、感謝祭の料理や道具が凶器として使われるのも新鮮でした。そんなところもすごく面白かった。

グロテスクなシーンとユーモアがバランスよく融合しているから、グロいけど面白いっていう独特の感覚があって、すごく楽しめましたね。

続編は2025年の感謝祭シーズンに公開予定で、次の感謝祭も楽しみです。

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